農薬や化学肥料不使用の有機カカオと、
そのカカオの天然酵母でじっくり自然発酵させた究極のナチュラルワイン。
それが、OCAのカカオワインです。
バリア=ブンタウ省はとても気候がよく、栄養たっぷりなカカオの実が育ちます。
その中にあるカカオパルプと言われる、白いプリプリの果肉はとてもジューシー。
糖分が60%を占めており、
その糖分が発酵によってアルコールに変わっていくことで、
美味しいワインをつくることができます。

カカオワインの開発においては、
有難い偶然もあったし、たくさんの失敗もしました
20年以上カカオの研究に携わってきたThanh氏は、まずはフレッシュなカカオジュースを開発しました。
これは偶然の出来事でした。
カカオの発酵実験をしていたときに、たまたま口にした果汁が、すごくおいしかったのです。(このカカオジュースはベトナムでは販売していますが、残念ながら日本では未発売です)
その後研究熱心なThanh氏は、このジュースからカカオワインを作ることを思いつきました。
美味しくて、健康にも良いワインを作ろうと…。
しかし、そう簡単にはいきませんでした。
ワインは一般的に、天然酵母を使用している造り手以外は、人工的に酵母を添加して発酵させます。
OCAのカカオワインは天然酵母のため、どのくらい発酵させるべきか、またそれが終わる時間も分からず、こまめに観察しなくてはいけません。
発酵が強すぎてワインではなくお酢ができたこともありましたし、
時には、発酵槽が爆発してしまったこともありました。
そんな紆余曲折がありながら、何とかカカオジュースをアルコールへと変えることができました。
より美味しい味を求めて
1年以上の自然発酵をおこないます。
OCAカカオワインは茶色で、フレッシュなカカオの香りがあり、
甘くて、酸っぱくて、とても刺激的な味に仕上がっています。
そのままはもちろん、炭酸で割ってスパークリングにして飲むのもオススメです!


左)3か月間発酵したカカオワイン
右)1年以上発酵したカカオワイン
最後に、
天然酵母や自然発酵へのこだわり
手間も時間もかかる、天然酵母や自然発酵でのワインづくり。添加酵母であれば、短時間で発酵を終わらせることができますが、敢えて大変な作り方を選んでいます。
それは、OCAのカカオが高品質だから。
OCA農園で栽培されるカカオは、農薬・化学肥料不使用。
自然栽培のカカオです。
良質なカカオがあれば、それだけで美味しいワインができる。
そんなシンプルな考えが、
前代未聞のカカオワインを作り出したのです。
