ベトナムは、アフリカに続くカカオ産地として近年注目されています。
ベトナム南部の都市、バリア=ブンタウ省は、カカオが栽培できると言われるカカオベルト(赤道を挟んだ北緯20度~南緯20度の地域)に位置し、メコンデルタの肥沃な土壌、適した気候に恵まれ、上質なカカオが栽培されています。
しかし、カカオ農家は自分たちが育てたカカオが高価なチョコレートになることを知らず、カカオ豆だけを安く取引していました。農家もカカオの価値を理解し、適正な価格で取引されるべきと、OCAは、安心安全の証でもある有機JAS取得など、オーガニックカカオの栽培を農家と一緒に取り組んでいます。
カカオ豆を原料として売るだけではなく、チョコレートなどカカオ商品の製造までを一貫して行う Tree to Bar 製法により、適正な価格、価値で販売を行う循環型農業により、サスティナブルな社会への取り組みを実践しています。

ベトナムOCAの農園

ベトナム バリア=ブンタウ省には300ha程のカカオ農園があり、OCAの農園はそのうちオーガニックカカオ農園を5ha契約しています。オーガニックカカオは年間150トン以上程収穫され、おおよそ50トン分のカカオ商品ができあがります。
バリア=ブンタウ省とOCAは、2030年までにカカオ農園を3,000haまで増やすことを計画しています。そのうちOCAでは、数年以内にオーガニック農園を15haまで増やす予定です。

おいしいオーガニックチョコレートを作るには、種子の選定から苗床作り、発酵技術が重要と言われており、OCAには、20年以上これらの研究を行うThanh氏の経験のもと、同じく何十年もカカオ栽培を行っている農家の人たちが一緒になって栽培をしています。

ベトナムOCAの工場

オーガニックチョコレート、上質なハイカカオチョコレートをはじめとするカカオ商品は発酵技術、ロースト技術すべての製造工程が大切です。
農園と直結した工場で農園を知り尽くしたスタッフが、カカオ商品の製造を行うことでOCAはそれを実現しています。
通常行うことが多いアルカリ処理(風味を均一にする化学処理)を一切せず、また添加物不使用など、カカオ豆の選定から発酵処理すべてにおいて厳しい日本基準(日本=世界で通用する基準)にて管理、製造を行っています。有機JAS認証(オーガニック認証)も取得しているのはその証です。

ベトナムで栽培されているカカオ

ベトナムのOCA農園で栽培しているカカオは、「トリニタリオ種」です。
「クリオロ種」と「フォラステロ種」の良いところをかけ合わせた交雑種です。
比較的栽培しやすいと言われていますが、まだまだ希少なカカオ種で、おいしいチョコレートを作るには土壌や栽培方法が大きく左右します。
さらに、OCAでは、おいしいだけではなく安全なカカオを提供するために、オーガニック認証「有機JAS認証」を取得しています。厳しい管理のもと、味だけではなく安全、環境保全においても世界に通用するカカオを栽培しています。
有機JAS認証とは

生産者が有機の基準に基づいて生産したものであることを、第三者機関が証明するものがオーガニック認証です。
日本では1999年にJAS法に基づき、有機食品の有機JAS制度が創設され、統一の基準が決められました。
現在ではオーガニック志向によるオーガニック認証のニーズが高まっており、「有機」「オーガニック」の表示のある食品が多く販売されています。

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